隕石について真剣に考えてみた!
ひさびさに質問箱の質問を載せてみようかと思います。
福島県からお越しのOさん(12歳 女性)からの質問です。
〜質問〜
どの程度以上の大きさの隕石が地球に落ちてきたら、地球上の生態系に影響を及ぼしますか?
うーん、とても12歳とは思えない質問でしたが、これは興味深い内容です。
調べてみたところ、地球に落下する隕石の大きさが直径10m以上ならば、災害になりうるそうです。直径500m程度に達すれば、地球規模の大災害となります。
しかし、これはあくまで「地上に到達した隕石の大きさ」です。ほとんどの隕石は、大気との摩擦熱で燃え尽きるか、10mよりも小さくなってしまい、被害にはならないのです。
(ちなみに、地球の大気圏に突入する隕石は、1年に1〜2個ほどあるそうです。)
では、実際に巨大隕石が地球に落下することはあるのでしょうか?
実は、1994年に衝撃的な事件が起こりました。「シューメーカー・レビー第9彗星の木星衝突事件」です。直径1kmに分裂したおよそ20個の彗星のかけらが次々と木星に落下し、地球1個分もの大きさの痕が残りました。(ちょっとした天体望遠鏡でも見ることができます。)
この事件で、地球への巨大隕石の落下が真剣に危惧され、アメリカでは地球に接近する物体を監視する組織が作られました。
さて、隕石の被害と言えば、ニュージーランドで民家に隕石が落ちたという話が2004年6月にありましたね。この隕石の大きさは、最大直径13cm、重さ1.3kg程度の小さなものでしたが、それでも屋根をぶち抜くぐらいの破壊力があるんですね・・・・。
ちなみに、隕石がぶつかって死亡したというケースは、今のところ1件も無いそうです。
投稿者:まさat 15:51 | 質問箱 | コメント(1) | トラックバック(0)