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2007年10月11日

宇宙にもある「食文化」

世の中には色んな食文化がありますが、それは地球上だけの話ではありません。

今回は宇宙の「食」について書きたいと思います。

 

宇宙開発時代の初頭、宇宙飛行士にとって食事の時間は、つらい宇宙船内の生活で唯一の楽しみ・・・・・・・というわけではありませんでした。
当時の宇宙食は、離乳食のようなペースト状のものが主流で、これが何とも言えない味だったようです。ほとんどの宇宙飛行士には不評でした。

ロシア宇宙食

宇宙食がペースト状だったのには理由があります。
当時は、無重力下で人間が食べ物をうまく飲み込めるかが不安だったのです。
そのため、できるだけ喉に詰まりにくい宇宙食を開発したのです。

その後、無重力下でも問題なく食べ物を飲み込めることが判明してからは、保存性が高いレトルト食品やフリーズドライ食品を筆頭に、宇宙食にも様々なバリエーションが生まれていきました。
(フリーズドライ加工のたこ焼きやアイスクリームなどがコスモアイル売店で販売しております。)

宇宙船内では、ラーメンを食べることは不可能だと言われていましたが(無重力下でスープが飛び散るため)、日清食品が宇宙船内でも食べられるラーメンを開発し、話題を呼びました。

最近では、様々な食品会社が開発した宇宙食がJAXAに持ち込まれ、審査を受けています。

宇宙でも地上と同じ生活が出来る日も、そう遠くないかもしれませんね。

投稿者:まさat 18:33| 宇宙情報 | コメント(0) | トラックバック(0)

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