サンダーくん、モーゼの墓に行く!
【2月×日】
ある日、コスモアイルに匿名の情報提供があった。
隣町の宝達志水町(ほうだつしみずちょう)には、モーゼが眠る墓があるらしい。
な、なんだって!?
モーゼといえば、杖ひと振りで海を縦に割れるので有名なあの人?
そんな人の墓が隣町にあるとか・・・・う〜ん、何やらガセネタの匂いがプンプンするが、
とりあえずウチのバイトのサンダー君に調べてもらいましょう。
タレコミは本当でした。
隣町の宝達志水町には、本当にモーゼの墓があるらしい。
しかも、3月4日はモーゼの命日なんだそうです。
そこで、コスモアイル館長命令により、モーゼの墓を調査するようサンダー君に指令が下されました。
ついでにお墓参りもしつつ、コスモアイルの安泰を祈願するという作戦です。(まるで神社みたいな扱いになっていますが)
地道な聞き取り調査の結果、どうやら宝達志水町にモーゼのエキスパートと呼ばれる人がいることを突き止めました。
早速アポをとり、3月4日にモーゼの墓を案内してもらうことに・・・・。
【3月4日】 〜宝達山にて〜
【サンダー君】
さて、今日はモーゼのエキスパートと言われる越野宏さんにいろいろ質問してみたいと思います。越野さん、今日はよろしくお願いします!
【越野さん】
よろしくお願いします。
【サンダー君】
越野さん、なぜここはモーゼの墓と呼ばれているんですか?
【越野さん】
竹内文献(たけのうちぶんけん)という古文書によれば、モーゼはシナイ山に登ったあと、天浮船(あまのうきぶね)に乗り、能登に到着したとされています。
そして、かの有名な“十戒”を授かり、この地の三ツ子塚(みつこづか)に葬られたといわれています。
【サンダー君】
なるほど〜
ここがモーゼの墓だというのは、古文書に書かれていたんですね。越野さんは、モーゼの墓とは何か関係があるんですか?
【越野さん】
実は、モーゼが眠っているとされる三ツ子塚の土地は、我が家が先祖代々守っている土地なんですよ。
【サンダー君】
え!?
モーゼの墓って越野さんの土地にあるんですか!?
【越野さん】そうです。まぁそんわけなので、モーゼの墓の管理は私が行っているんですよ。
【サンダー君】
おおぅ・・・・。
【サンダー君】
あの、ボクは隣の羽咋市の博物館でバイトしてるんですけど、羽咋市ってUFOの町って言われてるらしいんですよ。
ここ宝達志水町のモーゼと何か関係があるんですかね?
【越野さん】
実は、モーゼが能登に来るときに乗っていたとされる天浮船というのは“空飛ぶ船”のことなのですが、ひょっとしたらこれはUFOのことじゃないか?という説もあります。
ひょっとしたら、羽咋がUFOのまちと言われているのも、モーゼが乗ってきた天浮船が関係しているのかもしれませんね。
【サンダー君】
えええっ!?
じゃあモーゼの正体って宇宙人!!!?
【サンダー君】
じゃあ越野さん、そろそろボクをモーゼのお墓まで案内してもらっていいですか?」
【越野さん】
そうですね。ちょっと山道を歩きますが、ついてきてください。」
【サンダー君】
・・・・・・・・・・・・・・・・・
【越野さん】
どうしました?
【サンダー君】
こここここここ越野さんっ!!
熊っ! 熊が出るんですかココ!?
【越野さん】
ええ、たまに出ますよ。
・・・・まぁ、たまにですから、大丈夫ですよ。
【サンダー君】
ええええええっっっ!!!?
〜次回へ続く〜
投稿者:まさat 15:10 | 日記 | コメント(0) | トラックバック(2)