バイキングが火星に送り込まれる以前、火星の表面に川が流れた跡が発見されたことから、火星に水が存在し、生命体も存在する可能性があると考えられていました。
バイキング火星探査機は、火星に着陸して調査を進める「バイキング・ランダー」と、ランダーを輸送するための宇宙船である「バイキング・オービター」から成っています。オービターが火星の周回軌道まで辿り着いた後、ランダーが火星に投下されます。
ランダーには、火星の土の中に微生物が存在するのかどうかを調査する能力があり、人類史上初の、地球外生命体の発見につながるのではないかと注目されていました。
残念ながらバイキングの調査では「火星に生命体は確認できなかった」との結果となりましたが、現在でもさまざまな方法で火星の生命体について調査が進められています。