モルニア通信衛星は、1965年から1972年にかけて打ち上げられた、当時最大級の人工衛星です。「モルニア軌道」と呼ばれる楕円形の軌道をとることで知られ、この特殊な軌道によって、世界中の空を飛び回ることができます。
主な動力源となる太陽光パネルは、6枚のプロペラのような形状をしています。その中心部には偵察用のカメラが取り付けてあり、冷戦中であった当時の時代背景がうかがえます。
ここに展示してある通信衛星モルニアは、旧ソ連がバックアップ機として製作した本物の機体です。